ウッドヴィル王国の魔導士団には、攻撃魔法に特化した黒魔導士と補助魔法や治癒魔法を担当する赤魔導士が存在する。 クラウス・フィンレイは魔力量が膨大で採用されたものの、治癒魔法しか適性がないため、『色なし』と呼ばれ雑用と治療室の補助としてこき使われてきた。 そして規定採用期間の五年を過ぎたクラウスは、団長からクビを宣告されてしまう。 失意のどん底で声をかけてきたのは、お世話になっていた冒険者ギルドのギルドマスターだ。とんとん拍子で冒険者として働くことになり、妹を養っていけると安堵するクラウス。 そして、ある魔物の依頼を受けた際に聖獣玄武の主人と認定され、新たな道を歩み始めるのだった。 一方魔導士団長は、活躍しだしたクラウスをスカウトして来いと国王から命令されて青くなる。 これが世界でたったひとりの青魔導士であり、最後の魔皇帝と呼ばれるクラウス・フィンレイの始まりだとは、まだ誰も知らない—— ※タイトル変えました。↓前タイトル ラスト・マジック・エンペラー〜妹のために頑張ってたら無能魔導士から伝説の魔皇帝へスピード出世した。普通の冒険者でいいので辞めちゃダメですか?〜 ※この作品はカクヨム、ノベマでも投稿しています。 ※グラスト創刊記念コンテストで大賞を受賞しました(*´꒳`*)
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